施工前1
今日は珍しい補修の事例をご紹介します。
この方は世田谷区にお住まいの方で、玄関の軒(のき)を支えている柱の下部が風雨の影響で侵食してしまって、見ていられない状態になってしまったためにご自分でホームセンターで補修材を購入して補修したとのことでした。仕上がりは施工前の画像を見ていただければわかりやすと思います。その状態でしばらく過ごしていたらしいのですが、梅雨の時期になって雨がしみ込んでくるとすぐ間からカビの元になる黒ずみが出てきて、補修した箇所の周りが色が変わってきてしまって余計ひどい状態になってしまったとおっしゃっていました。
私もこの状態を見た時にすぐになんとかしないと、木全体が傷んでしまって取り返しのつかないことになってしまうと思い、ご自身でおこなった補修箇所を一度はがしてから防腐処理をして、その後に強度のある補修材で表面を埋めてから塗装をおこなって仕上げをしました。
木目も復元したことで違和感がなくなった仕上がりになって、お客様にはとても喜んでいただけました。長年気にしていらしゃったようでしたのでお役にたててよかったです。