施工前(全体)
今日は少し久しぶりな気もしますが、洗面ボウルのキズのリペア補修の様子をご紹介します。
現地に確認に伺って見てみたところ、欠けてしまってる部分がなくなって穴が開いているような状態でした。そして裏面を見てみると洗面ボウルのサイズに比べてだいぶ大きなカバーがはめ込まれていた為に裏面から症状が確認できず、その面の補修もできないような状況でした。
通常、洗面ボウルの裏面は表面と同じサイズで作っていることが多く、表面に衝撃があったりするとその衝撃を多少ですが裏面で吸収してくれるようになっているんですが今回は違っていてボウルの面とカバーの間が空洞になっているタイプでした。
そこで表面からだけの処置になる為、強度の面が両面やる時に比べて弱くなってしまう点をご説明してご了承いただいた上で施工することになりました。
そして少しでも強度を上げて今後の劣化の抑制をするためにコーティングをして保護することでお申し込みをいただきました。
洗面ボウルのひび割れは事故のようなタイミングで起こってしまうものですが、思っていたより処置の方法がなくて困っている方も多いのではないでしょうか。
処置の仕方も業者によってさまざまで、外装を本職にしている会社の方などは外装に使う塗料をハケなどで厚く塗って終わってしまうようです。
その点私たちはひび割れの処置をしてこれから先の劣化の抑制もしてから塗装で仕上げていきます。塗料もペンキではなく、陶器との相性を考えた結果探し出したものを使用しています。そして仕上げにさらに光沢を合わせて仕上げるようにしています。